風の歌を聴け
ビールを飲む言い訳に、本棚から引っ張り出しました。
10ページ目の右上にドッグイヤーがありました。
当時の私は「必要なものは感性ではなく、ものさしだ。」に反応したのだろうと思います。

8月8日から8月26日を体感したいと思ったけど、それはいろいろな意味で無理そうです...

2024.08.08 23:56 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 読書メモ
代筆屋


もういい加減書き上げないとまずい原稿があるのですが、どうしても書く気になれず、誰か代わりにかいてくれないかなーなんて思いながら現実逃避… そんなときに本棚から掘り起こしてしまいました。

「世界中のアットマークへ」なんてキャッチも遠い昔のことになってしまったけど、e-mailやSNSが主流になった現在、心と心のレスポンスまで良い意味でも悪い意味でも速くなったような気がします。時にはゆっくりとアナログな手紙を書いてみるのも良いかもしれませんね。時間に終われている現代人に、スローライフを提案してくれている1さつのような気もしました。
というか、原稿書こうという気持ちになったので気持ちが失せる前に書いてしまおうと思います。今夜も千代田線だな><
2024.07.14 21:23 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 読書メモ
変な家・変な家2
 

「変な家」は、ほぼ登場人物の会話で構成される新しいジャンルの読み物と思いました。
この本の本質ではないけど、窓のない部屋で暮らしている子どもを思わずにはいられない、、、そんな作品だったかな。

「変な家2」も読んでみました。
人生の闇(病み?)とそれが作り出した家(間取り)を描いた物語でしょうか。「家」は単なる物理的な場所ではなく、人生における多くの側面と結びつく存在なんだろうね。

「高い服も、海外の香水も、ブランド物のかばんも、全部くだらない。お金で買えるものって、どうしてこんなにくだらないんだろう…」
まtまたこの本の本質ではないけど、作中にこんな言葉がありました。なんだろうな、そういうもの(商品や価値)をお金で手に入れることができるのは、それを誰かが作っているからなんですよね。対象(手に入れたいもの)によっては必ずしも「くだらない」とは思わないけど、それが「人と人との関係性」や「繋がり」だとしたら、なんとも表現し難い気持ちになってしまいます。それらを商品化することも含めて。例えばそれが幻想にすぎないとわかっていたとしても。適切な言葉が見つからないけど、嫌悪と悲嘆が混じり合ったような気持ちが近いかな、、、…たとえばそれが幻想に過ぎないとわかっていたとしても。ちょっと何を言っているのかわからないですね^^;
2024.07.12 20:38 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 読書メモ
なつのひかり


江國香織さんの本。静かに淡々と物語が進んでいく。
静かに淡々…なのに容赦ない何かがある。
この感じ、前にも経験したことがある。なんだっけ?
そうだ・・・「ダンス・ダンス・ダンス」だ。村上春樹さんの。
(誤解のないように言っておくと、ダンス・ダンス・ダンスは、淡々とした部分もあるけど、静かなリズムだけではなく、複雑で謎めいた?動的な展開がおりまぜられたものと思います)

「なつのひかり」と「ダンス・ダンス・ダンス」
「すきまのおともだちたち」と「ふしぎな図書館」
私の中では、相互にリンクしあう本かも。

「いつだってそうだ。現実というのは、うけいれる他につきあいようがない。」こう言ったのは江國香織さん。
でも、ちょっぴり逃避したいこともあるよね。この現実から、ほんのちょっとだけ。
2024.07.07 09:58 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 読書メモ
月のしずく


「優しさの裏側には強さが必要なのよ」
そんな言葉を思い出さずにはいられない、優しくて強い7つの物語でした。

そもそも私は「お月さま」に弱くて、川上弘美さんが書いた「センセイの鞄」なんて、その主人公の月子という名前が妙に刺さったわけで、この本も「月のしずく」というタイトルに引かれて買ったのですが、「銀色の雨」ぜひ読んでほしいです。

#浅田次郎 #月のしずく #銀色の雨
2024.07.03 20:58 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 読書メモ

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