中島らもさんの本


すっかり秋になりました。
読書の秋に、ちょっと面白い本はいかがですか?

中島らもさんが「西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退」という本を書いているのですが、
ぜひみなさんにも読んでいただき、「おもしろさ」とか「くだらなさ」について、あーだ、こーだと話したいです。

序盤に、関西の書き手の中から選りすぐりのアホばっかりを集めてチームを組んで2週間で作った、、、という「なにわのアホぢから(講談社)」の話がでてくるのですが、この「なにわのアホぢから」によると関西にアホが多いのは「水が悪い」からだということになる、、、ということが書かれています。 関西の方、アホとか言ってすみません><
この説明がおもしろいので、ちょっとだけシェアさせてください。
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たとえばウクライナに長寿者が多いのはヨーグルト食に原因があるのと同じで、関西にアホが多いのは「水」のせいなのである。筆者である加納まことは、最初は「うどん元凶論」を組み立てる。しかしそれならば原料である小麦の主産地であるカナダ人にもアホが多いはずである。英語を流暢にこなすカナダ人がアホだとはとても思えない。ならばそのうどん粉をこねる水自体に原因があるのではないかと推理は発展する。フィールドワークによってこれを証明しようとした加納は、淀川水系を小舟にのって遡行していく。そしてその上流でついに「謎の粉まき男」を発見するのである。この男は、淀川上流の橋の上に、ねじり鉢巻にちょうちんブルマーという異様な姿で立ち、わきにかかえたザルから「アホの素」を淀川に向かってまき続けているのである。この本にはその証拠写真がしっかりと収められている。そういう貴重な資料がみっちりと詰まった本であるにも関わらず、この「なにわのアホぢから」はサッパリ売れなかった。これはやはり、売れてしかるべき地元である関西の丁稚や番頭はんに、本を読む週間がないためではないかと思われる。  
(西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退, p19-20.より)
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とまあこんな感じなのですが、とりあえず手に取ってみてください。
ちょっぴりくよくよしていた気持ちなんか、どーでもよくなります!

ちなみに、「売れなかった」と書かれている「なにわのアホぢから」は絶版になり、復刻版が出ているようです。

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